山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学カレンダー2022 4月・フデリンドウ/苗場山山頂部の高層湿原

山の自然学カレンダー2022 4月・フデリンドウ苗場山山頂部の高層湿原

2022年4月「フデリンドウ」/「苗場山山頂部の高層湿原」

山の自然学クラブでは毎年、会員からの応募作により「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2022年4月版は下野さんからの応募作「フデリンドウ」と 門司さんからの「苗場山(2145m)山頂部の高層湿原」が採用されています。

2022年4月/下野綾子・フデリンドウ/門司和夫・苗場山山頂部の高層湿原
2022年4月(1)フデリンドウ/下野綾子

撮影者:下野綾子
撮影場所:千葉県印西市武西
撮影日:2019年4月21日

添えられたテキスト:
フデリンドウの種子は長さ0.3mmと微小で、芽生えが成長できる養分をほとんど蓄えていません。実は、発芽後の初期成長は共生する菌類からの栄養に支えられています。つまりフデリンドウは自分でも光合成を行いますが、発芽初期は菌従属栄養性を持っているのです。


2022年4月(2)苗場山(2145m)山頂部の高層湿原/門司和夫

添えられたテキスト:
山頂部の平坦面は約600 haの広さがあり、高層湿原が形成され、大小の池塘が点在している。環境省日本の重要湿地500にも選ばれている。


山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2023年版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2023」 については、2022年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。