山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学カレンダー2022 9月

山の自然学カレンダー2022 9月・華厳滝の柱状節理/奇岩の山-瑞牆山

2022年9月/杉山顕一・瑞牆山 黒木康文・華厳の滝


山の自然学クラブでは毎年、会員からの応募作により「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2022年9月版は黒木康文さんからの応募作「華厳滝を作った男体山溶岩流の柱状節理」
と、
杉山顕一さんからの応募作「花崗岩の奇岩の山-瑞牆山
が採用されています。

2022年9月「華厳滝を作った男体山溶岩流の柱状節理」/黒木 康文

撮影:黒木 康文
撮影年月日:2018年10月20日
撮影対象:華厳滝男体山溶岩流の柱状節理

添えられたテキスト:
中禅寺湖を流れ出た水が高さ97mの崖を一気に落下するのが華厳滝です。中禅寺湖は,男体山の山体主要部を形成した第1期火山活動(3 ~1.7 万年前)で出来た堰止湖で,滝見物のためエレベーターで下りると,溶岩流が冷えて固まった岩の柱状節理に圧倒されます。

2022年9月「花崗岩の奇岩の山-瑞牆山」/杉山顕一

撮影:杉山 顕一
撮影場所:瑞牆山登山道途中
撮影年月日:2021年8月2日
撮影対象:風化や浸食で荒々しい岩峰の集合した瑞牆山の南西面

添えられたテキスト:
1400万年前に花崗岩が貫入、隆起してできた全山花崗岩の山、瑞牆山は、氷河期の凍結融解作用を受けて、山体の浸食、風化作用から取り残された奇岩・巨石群が林立する山体になったといわれています。巨岩の間に繁茂する針葉樹は貧栄養地でも育成するコメツガです。



山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2023年版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2023」 については、2022年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。