山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学カレンダー2022 6月・大雪山のお花畑/南アルプス易老尾根・面平、サワラの巨樹が林立する森

山の自然学カレンダー2022 6月・大雪山のお花畑/南アルプス易老尾根・面平、サワラの巨樹が林立する森

2022年6月「大雪山のお花畑」/石井誠治 「南アルプス易老尾根・面平、サワラの巨樹が林立する森」/大蔵喜福

山の自然学クラブでは毎年、会員からの応募作により「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2022年6月版は石井さんからの応募作「大雪山のお花畑」と、大蔵さんからの応募作「南アルプス易老尾根・面平(標高1500m)、サワラの巨樹が林立する森」が採用されています。

2022年6月/大雪山のお花畑・石井誠治/南アルプス易老尾根・面平の森/大蔵喜福
2022年6月「大雪山のお花畑」/石井誠治

添えられたテキスト:
黒岳とお鉢平の間にある雲の平と呼ばれる平坦な地形に咲く高山植物群落。3万年前の大規模な爆発的噴火により直径約2kmのカルデラが生じました。氷河期に北から分布を広げた北方系植物が気温上昇に伴い高山に逃げた結果生じた高山植物のお花畑です。

2022年6月「南アルプス易老尾根・面平(標高1500m)、サワラの巨樹が林立する森」/大蔵喜福

添えられたテキスト:
300年前の遠山大地震で山体がずり落ちたとも推測できる凹地に端正な樹形をした原生のサワラが植林したかのような趣で林立する。サワラは冷温帯から亜高山帯まで見られるが、最大幹回り5 mもある巨木の一斉林が南アルプスで見られるのは唯一ここ面平に限られている。


山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2023年版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2023」 については、2022年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。