2013年6月15日、16日は富士山の森林復元活動です。
山の自然学クラブでは、自分たちで採集した種子から育てた苗、天然林から山取りした苗だけを使って植林活動(補植)を行っています。たいした本数を植樹する訳ではありませんが、自分たちの手でとった苗を植えるのは心持ちがまったく異なります。
また、植物のことをよく知るため、植物の繁殖戦略、生存戦略、生活型を知るためにも、種子採取の作業は本当に楽しいものです。
今回は主にマメザクラの種子を採りました。
うーん、ピントが合っていないですね... 黒いのが実です。
色の通り、食べてみるとアメリカンチェリーそっくりの味です。アメリカンチェリーよりずっと柔らかいですが。
桜の花は春先に咲いて、今ごろ実が成熟しますが(まさに、さくらんぼの食べ頃ですね!)、多くの樹種では春から展開した葉が開ききったこの頃、花盛りになります。
いつも植林地では「ツタきり」でがんばって切ってしまうサルナシですが、こんなかわいい花を咲かせています。秋の観察会の時は、キウイフルーツの原種であるこの果実を食べるのが楽しみのひとつになっています。
雨に濡れた葉も美しく、この時期の森は本当に素敵です。お散歩するだけでも、充分楽しめますね!