山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学講座2022・開講!

2022年1月29日・第1回講座/小泉先生

山の自然学講座2022が、1月29日に開講、第一回・小泉先生の講座を開催致しました。

2022年1月29日・小泉先生の講座

山の自然学講座2022・開講しました!

今年の開始も、昨年に引き続き新型コロナの影響で会場開催がなかなか難しい状況の中行うことになってしまいました。このことは本当に残念なのですが... 一方で、オンラインがある程度定着してきた効果だといえましょうけれども、
今年の受講生は、今回、半数近くが首都圏以外の方のようです。オンラインで講義を実施するのは、担当者にとっては大変なことも多いのですが、実際に受講して下さる方のお顔ぶれを見ると、これまでは受講していただけなかった地域の方が参加して下さるなど、本当に充実感を感じております。
ご期待に添うようにしていかないと!との思いも強く持っております!
スタッフの皆さんと協力して、より充実した講座を実施して参りますので、どうぞよろしくお願いします。

小泉先生の著書などで、現在取り寄せ、電子書籍での購読ができそうな書籍をいくつかあげておきます。
予習・復習・屋外観察や山行の参考になると存じます! よろしければぜひぜひ、ご覧下さい。


  • 山と溪谷2020年4月号 ※電子版あり

特集 「キーワードで知る 山の自然学入門」 小泉先生が協力しています!
第2特集 没後20年 田中澄江と「花の百名山
別冊付録 「山の花ポケット図鑑」
山と溪谷2020年4月号 | 山と溪谷社

■特集 「キーワードで知る 山の自然学入門」
木々や草花、動物たちが織りなす多様な生態系をもつ美しい日本の山。山を歩いていてふと心をよぎる疑問に、専門家がわかりやすく回答します。

なぜこんな美しい形の山が生まれたのだろう。高山植物がそこにしか育たない理由はなんだろう。山域によって森の雰囲気が違うのはなぜだろう。
山の自然の成立の裏側がわかると、山は2倍楽しくなる。
キーワードを手掛かりに、地形・地質から動植物、人の暮らしなど、豊かな山の自然を知る特集です。

  • 日本の山ができるまで―五億年の歴史から山の自然を読む

価格 ¥2,640(本体¥2,400)
エイアンドエフ(2020/01発売)

  • ヤマケイ新書 ※電子版あり

「山の不思議」発見!―謎解き登山のススメ
価格 ¥858(本体¥780)
山と渓谷社(2016/12発売)

登山と日本人
価格 ¥968(本体¥880)
ADOKAWA(2015/05発売)

  • 列島自然めぐり

ここが見どころ 日本の山―地形・地質から植生を読む
価格 ¥2,420(本体¥2,200)
文一総合出版(2014/06発売)

価格 ¥2,860(本体¥2,600)
古今書院(2013/03発売)

小泉先生の講座をオンラインに変更します

第1回室内講座について

「山の自然学・集中講座2022(山の自然学講座2022)」は1月29日に第1回室内講座で始まります。
6月14日まで室内6回、日帰り現地講座5回の全11回の講座を予定しています。

山の自然学講座2022・第1回室内講座/小泉武栄先生

第1回目の小泉先生の講座は、東京都が新型コロナのまん延防止期間に入ってしまったことから、オンライン主体での講義に変更させて頂くことに致しました。
録画を後日視聴する受講形態を選んで頂いていた方もありましたが、ご都合が合うようなら、ぜひ当日に、オンラインで直接の受講もご検討下さい。当日は講義の合間に質問のお時間を作る予定です。

講座の動画について、講義終了後にも6月14日の最終講座が終わるまで、受講生のみなさんにご覧いただけるように限定公開します。
後日でもお申し込みができますので、受講ご検討下さい。お待ちしております。

www.shizen.or.jp

山の自然学講座2022/NPO法人山の自然学クラブ

山の自然学クラブでは志賀高原のインタープリテーション、木曽駒周辺での高山植生モニタリング活動、富士山での森林復元活動や観察会、そのほか 様々な活動も行っています。
2022年の行事や活動について 最新の予定はホームページに掲載致しますので、ぜひ、ご都合に合わせてご参加下さい。
山の自然学クラブホームページ 行事計画

山の自然学カレンダー2022 1月・大地のバームクーヘン

山の自然学カレンダー2022 1月・大地のバームクーヘン

2022年1月「大地のバームクーヘン」/吉岡勝則

山の自然学クラブでは毎年、会員からの応募作により「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2022年1月版は吉岡さんからの応募作「大地のバームクーヘン」が採用されています。

2022年1月/吉岡勝則・大地のバームクーヘン


撮影:吉岡勝則
撮影場所:伊豆大島
撮影年月日:2021年7月19日
撮影対象:地層大切断面

添えられたテキスト:
伊豆大島の地層大切断面、600 m以上も続く火山灰の縞模様。過去2万年間の噴火の約100回分の紛失物が、起伏のある地形に玄武岩質の降下火砕物(スコリア、火山灰など)が堆積して形成された。場所によっては、火砕流の跡も見える。

山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2022版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2023」 については、2022年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。

2022年の行事予定/山の自然学講座2022 について

あけましておめでとうございます。
元日から多田多恵子さん監修の番組を見て楽しく始まりました! 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
多田先生は、山の自然学クラブが主催して毎年実施している
「山の自然学・連続集中講座2022(山の自然学講座2022)」にて毎年講座をご担当頂いております。いつも楽しい指導とトーク、そしてご自分で撮りためている写真をふんだんに見せてくださり 人気講座のひとつとなっています。

今年 2022年は1月29日~6月14日に全11回講座を実施します! 今回は現地講座をさらに充実させています。みんなで現場を歩きながら様々な議論が出来ることと楽しみにしております。

講座の日程、実施内容、お申し込みなどのご案内はホームページに数日内に掲載いたします。

山の自然学講座2022(予告版)/NPO法人山の自然学クラブ

毎年恒例・第1回は2022年1月29日 小泉武栄先生の室内講座です。
当会の名称にも使われている「山の自然学」の考え方、日本列島と山の成り立ち・・ニッポンの自然とか山ってどうなの?・・見方を変えれば景色が変わる?・・自然は深掘りするほど面白い・・などなど(筆者が述べている単語であり、先生のお言葉ではありません。注)、様々なお話をして下さいます。
1月29日は新宿の会場(エコギャラリー新宿 研修室)にて開催いたします。この講座は、会場で講義を録画して後日、Youtube視聴による受講を可とします。会場に当日いらっしゃることができない方、遠方の方でもご参加いただけますので、どうぞぜひご参加下さい。視聴受講の方からも期日を決めて質問を受付し、後日に受講生で回答を共有するなど、できるだけコミュニケーションをとれる形をとりたいと考えています。

山の自然学講座・2021年の第1回講座

2021年、昨年は新型コロナウイルス感染症の対策のため、一部の室内講座はオンライン受講を可能にしました。その結果、オンラインなら受けやすいと知人へのご紹介をしてくださったり、遠方からもつないでご参加下さった方があったり、また、講師受講生とも、集まらなくても話題を共有できるなど、メリットもたくさんありましたので、2022年講座についても会場/オンラインを半分ずつ設定しております。

もちろん、一緒に五感を使う 音や風を体感するなど 同じ空間を共有しないと出来ないこともありますので 会場開催、現地講座での実際の体験についても、たいへん貴重で、大切なものだと考えています。
これからも それぞれの良さを生かしながら工夫して企画して、可能性を広げていきたいと思っています。

2022年の行事予定もだいぶ決まって参りました。みなさまぜひぜひ、ご都合に合わせてご参加下さい。
山の自然学クラブホームページ 行事計画

2022年第1回の現地講座は
2月5-6日 水上・土合で 雪の現地観察をしよう! 現地講座 を実施します。
山の自然学講座で室内講座を担当して下さっている 佐藤 篤司先生がご指導下さいます! 水上は名だたる豪雪地、さらに今年はたくさんの雪が降っているので雪崩などの現象についてもたっぷりお話を伺えると思います。楽しみですね!

そのほか、みなさんからのご希望やご意見を伺いながら 一緒に考えて楽しんでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!

「山の自然学・集中連続講座2022」スケジュール一覧表

山の自然学集中講座2022・スケジュール一覧

山の自然学2022年カレンダー 完成予定!

山の自然学2022年カレンダーの製作報告

カレンダーのご注文 受付開始します!

山の自然学クラブでは、2019年から会員から内容・作品を募集してカレンダーを作成しています。昨年・2020年からは1月~12月のカレンダーを作成いたしておりますが、昨年と同じく募集や作成の作業が遅れてしまって完成もずれ込んでしまっておりました。お待ちいただいていた 会員のみなさまには申し訳ありません。
ようやく版下を作成しつつありまして 12月17日までには完成(納品)の予定です。

・・ということで、みなさんからの注文を受付させていただきます!
ご注文頂いたカレンダーは、12月19日の会員発表会会場でのお渡し/振替用紙を同封して配送 のどちらも可能です。(会員の方は会員と一緒に送金していただくことでOKです)
今回も 会員諸氏の力作がならんでおります。ぜひお取り寄せ下さいますよう、ご案内を申し上げます。

ご注文は、事務局まで メール等でお知らせ下さい。
どうぞよろしくお願い申し上げます!

サンプル:2022年表紙>

2022年カレンダー 表紙

山の自然学カレンダー2021 12月・草小積み~阿蘇地域世界農業遺産の風景

山の自然学カレンダー2021 12月・草小積み~阿蘇地域世界農業遺産の風景

2021年12月「草小積み~阿蘇地域世界農業遺産の風景」/中村華子

山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2021年12月版は中村から阿蘇の草原再生活動中に撮影した「草小積み~阿蘇地域世界農業遺産の風景」の写真です。

2021年12月/中村華子・草小積み~阿蘇地域世界農業遺産の風景

撮影場所:熊本県阿蘇市 町古閑牧野
撮影年月日:2020年11月3日
撮影対象:阿蘇中央火口丘と草小積み
添えられたテキスト:
草小積みは秋に刈った草を乾燥させて束に積み上げておくもので、冬季に使用する草の保存方法です。近年は牛馬の数が減少したこと、牧草ロールが普及したこと等で少なくなりましたが阿蘇地域世界農業遺産推進協会が草資源利用の取り組みとして再現しています。


山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2021版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2022」 については、2021年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。

山の自然学カレンダー2021 11月・冬を迎えるダケカンバ/岩櫃城跡の紅葉

山の自然学カレンダー2021 11月・冬を迎えるダケカンバ/岩櫃城跡の紅葉

2021年11月「冬を迎えるダケカンバ」/「岩櫃城跡の紅葉」

山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2021年11月版は杉山顕一さんからの応募作「冬を迎えるダケカンバ~中央アルプス千畳敷」と、
小林一義さんからの応募作「岩櫃山岩櫃城跡の紅葉」が採用されています。

山の自然学カレンダー2021 11月
2021年11月(1)冬を迎えるダケカンバ~中央アルプス千畳敷/杉山顕一

撮影場所:中央アルプス千畳敷
撮影年月日:2007年11月4日
撮影対象:空木岳を背景に高山帯(千畳敷2,750 m)でたくましく生きるダケカンバ
添えられたテキスト:
ダケカンバは、陽樹のシラカンバに似て森林の倒木跡地など明るく開けた場所に、風に乗った種子でいち早く侵入して素早く成長し、山地帯上部でシラカンバなどと混生します。さらに、種子からの生育が困難な厳しい環境では萌芽更新し、雪圧や雪崩にも耐えるしなやかな幹や枝を持つダケカンバは、極寒と強風にさらされる森林限界を超えて高山帯まで樹形を低く変形させて、たくましく生きます。

2021年6月(2)岩櫃山岩櫃城跡の紅葉/小林一義

撮影場所:群馬県東吾妻町 岩櫃山
撮影年月日:2020年11月9日
添えられたテキスト:
群馬県吾妻八景のひとつ岩櫃(いわびつ)山の東中腹に国指定史跡岩櫃城跡-1563年真田幸隆が攻略、守護となった城の跡-がある。城跡を巡り登山中に目にした紅葉風景。500年前、戦国武将たちも目を休めたのだろう。




山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2021版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2022」 については、2021年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。