山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学カレンダー2021 11月・冬を迎えるダケカンバ/岩櫃城跡の紅葉

山の自然学カレンダー2021 11月・冬を迎えるダケカンバ/岩櫃城跡の紅葉

2021年11月「冬を迎えるダケカンバ」/「岩櫃城跡の紅葉」

山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2021年11月版は杉山顕一さんからの応募作「冬を迎えるダケカンバ~中央アルプス千畳敷」と、
小林一義さんからの応募作「岩櫃山岩櫃城跡の紅葉」が採用されています。

山の自然学カレンダー2021 11月
2021年11月(1)冬を迎えるダケカンバ~中央アルプス千畳敷/杉山顕一

撮影場所:中央アルプス千畳敷
撮影年月日:2007年11月4日
撮影対象:空木岳を背景に高山帯(千畳敷2,750 m)でたくましく生きるダケカンバ
添えられたテキスト:
ダケカンバは、陽樹のシラカンバに似て森林の倒木跡地など明るく開けた場所に、風に乗った種子でいち早く侵入して素早く成長し、山地帯上部でシラカンバなどと混生します。さらに、種子からの生育が困難な厳しい環境では萌芽更新し、雪圧や雪崩にも耐えるしなやかな幹や枝を持つダケカンバは、極寒と強風にさらされる森林限界を超えて高山帯まで樹形を低く変形させて、たくましく生きます。

2021年6月(2)岩櫃山岩櫃城跡の紅葉/小林一義

撮影場所:群馬県東吾妻町 岩櫃山
撮影年月日:2020年11月9日
添えられたテキスト:
群馬県吾妻八景のひとつ岩櫃(いわびつ)山の東中腹に国指定史跡岩櫃城跡-1563年真田幸隆が攻略、守護となった城の跡-がある。城跡を巡り登山中に目にした紅葉風景。500年前、戦国武将たちも目を休めたのだろう。




山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2021版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2022」 については、2021年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。