樹木ハカセ・石井誠治さんと観察ポイントの紹介動画を作成中!
今年は山の自然学クラブの活動や行事も延期等が続いてしまっていましたので、なかなかみなさんとお目にかかれずにおります。そろそろ、状況を見ながら 屋外行事などから計画を立ててご案内させていただきたいと思います。
会員のみなさん、関連のみなさまには お体に気をつけて頂き、ぜひまた元気に講座等ご一緒できればと存じます。
季節は小満。植物も新しい葉を広げ、生き物たちが生き生きと輝く美しい季節です。外に出ないでいるなんてもったいない!・・ぜひご用のついでやお住まいの近くなど 無理のない範囲で屋外・植物の観察など楽しんで頂きたいと思います。
こちらは江戸城の和田倉門です(下記観察とは別の日に撮影)。門前の和田倉橋の擬宝珠は、復旧以前のかつての橋に使用されていたものをそのまま使っているそうです。東京駅からすぐ近く、和田倉の堀や門の周りは鳥も多く見られ、公園や周辺もきれいに整備されていますので、ぜひ近くへいらしたときには観察してみて下さい。
さて、さて、2020年は4月から活動や講座の多くが延期となってしまって、みなさんと一緒に観察や講座を出来る機会が少なくなってしまっています。
それで、石井誠治さんと相談して、自宅の近くでも出来る観察ポイント、この時期見頃になる植物などをみなさんに紹介する動画を作成して配信してみようかと言うことになりまして 近隣の公園で動画を撮影して参りました。
こちらは子どもがしかられているようにも見えてしまうかもしれませんが(笑)
フキとツワブキがすぐ近くにあって比べてみられるね!と撮影しているところです。
ちょうど今は旧暦では閏卯月であり、新暦カレンダーでは5月・皐月です。ウツギのお花と、サツキのお花を両方観察することが出来ました。どちらもよく目立つ、きれいなお花です。白いお花はどんな虫にもよく見えますが、赤系統の色はチョウチョ(アゲハ類)にはよく見えるそうです。受粉してもらう相手との共進化の賜物ですね。
ネズミモチとトウネズミモチもちょうど並んでいるところがあり、一緒に観察することが出来ました。ネズミモチの花のよい香りが周辺に漂っていて(残念ながら香りは今回の動画にはのせられませんが)ミツバチなどの虫たちがたくさんやってきていました。花の蜜をもらいに来ているときには虫たちが争っているところをあまり見ませんが、みんなで蟹を食べているときに 夢中になってしまう私たち(?)と同じような感じなのでしょうか;
石井さんのトークに引き込まれて、飛び入りで聴講したラッキーなご近所の方も一緒に。観察の協力もしていただきました! ご協力ありがとうございます。
ちょうどお天気もよく、日影が気持ちよいくらいのお天気に恵まれ、楽しい一日の観察会となりました。みなさんを連れて行かずに楽しんでしまって申し訳ないようでもありますが、映像をぜひ楽しみにしていただきたいと存じます。
この日 石井さんは 現地講座1回分よりも多いくらいの観察ネタを披露して下さいました(ひとりで話しっぱなしでしたからね、すみません)。しばらく観察会なども中止になってしまっていたので久しぶりにこんなに話しました!とのこと、お疲れになってしまったかもしれませんが、本当にありがとうございます。
今回撮影した画像は、1週間程度で編集したダイジェスト(もしくは部分)版の無料配信用を作成して、山の自然学チャンネルで一部を公開しますので、ぜひ楽しみにしていて下さい!
そして、その後、残りの映像は今後、教材等にも使用できるように、とりまとめ致します。講座等に遠方からで参加できなくなってしまった方に、まとめてお送りするなどの活用/対応も検討していきたいと考えています。また改めてご案内いたします。
ようやく 近く・少人数であればお出かけもしやすくなって参りましたので、今回の動画をぜひみなさんに活用していただこうと思います。