山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学カレンダー2020 4月・根尾谷の淡墨桜/春色満彩

山の自然学カレンダー2020 4月・根尾谷の淡墨桜/春色満彩

山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2020年4月版は小林一義さんが岐阜県の根尾谷で撮影した薄墨桜の写真と、
池田昌史さんが春の裏磐梯で撮影した「春紅葉」の応募作が採用されています。

山の自然学カレンダー2020 4月

2020年4月(1)「根尾谷の淡墨桜」/小林一義

撮影:小林一義
撮影場所:岐阜県本巣市内根尾谷
撮影年月日:2019年4月9日
撮影対象:根尾谷の淡墨桜(彼岸桜 和名:エドヒガン)

添えられたテキスト:
岐阜県本巣市内根尾谷にある樹齢1500年のエドヒガンの大木。蕾(かすみ)のときは薄紅色、満開時は白色、散り際は淡い墨色に変わる。昭和23年頃枯死寸前になったが、シロアリ駆除、山桜の若根の残根への根接ぎ、施肥、消毒、支柱設置などにより、70余年も延命し、今も見事な花を咲かせる。蘇生と延命への関係者の弛まぬ努力と熱意、樹木の蘇生・延命技法の進展に、感動する。

2020年4月(2)「春色満彩」/池田昌史

撮影:池田昌史
撮影場所:裏磐梯 桜峠
撮影年月日:2019年5月9日
撮影対象:春の彩り(春紅葉)

添えられたテキスト:
日本の春は彩りが豊かで、カタクリ福寿草等のスプリング・エフェメラルから始まり、桃・杏・桜そして若葉の新緑が私たちの目を楽しませてくれる。晩春の裏磐梯の桜峠で、芽吹きの彩り“春紅葉”に遭遇した。春紅葉が見られる時期は短く、珍しい自然美との一期一会でした。


山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2020版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2021」 については、2020年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。