しおかぜ観察会_at_気仙沼・本吉
2015年7月26日は、海べの森をつくろう会主催でしおかぜ観察会を開催しました。
梅雨明けしたと発表されたこの日、気温は30℃を超え、快晴!眺めは素晴らしいですが、たいへんな暑さの1日でした。しかし小学生のみなさんは、暑さもなんのその、元気いっぱいです! ・・大人たちはだいぶツラそうでしたが... 終わった後のバーベキューだけを楽しみにしていた方もいらしたようです^^;)
この日は、日本自然保護協会が考案し、全国で実施を呼びかけている「砂浜ビンゴ」に挑戦してみました。主催された「海べの森をつくろう会」さんのメンバーがよく様子のわかる写真を撮って下さいました。
砂浜が小さく、狭くなってしまったお伊勢浜、後ろに広がっていた松林も2011年の津波でなくなってしまいました。
しかし!少しずつ復活、もしくは進出してきた海岸の植物たちが、新しい立地に根付いて育ってきています。
つる性のハマヒルガオは根が定着できたのか、今年の夏になって大成長をしました!
昨年はなかったところでたくさんの花を咲かせたのです。そしてそれらの花々はこの時期、実になり熟してきています。
今回の大きな目的のひとつは、このハマヒルガオの種を取ることです。少しでも多く取っておいて、現地で保存、砂が帰ってきたところに戻していく予定です。
ハマヒルガオは、砂がかぶってきたところに真っ先に生えてくる、砂浜から砂丘への第一歩を彩る植物。日本の海べを美しく飾ってくれる、bouquetのような植物です。ハマヒルガオの花のうしろにハマナスの木が育っていく、そんな浜べを目指していきます。