山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

登米~三陸の現地講座、6月6日~7日です!

登米~三陸の現地講座、6月6日~7日です!

きょう(5月10日)の河北新報に、徳仙丈のツツジが満開になったと写真入りの記事が載っていました。海を見晴らすすばらしい里山なのです。
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2012年6月2日の現地講座で、徳仙丈山へ行きました。徳仙丈はむかーし、溶岩が地下から上昇してきたときに焼かれて硬くなった場所が、その後の浸食作用で残ったところが高くなった山です。
地質がわかると地形がわかる、植物がわかるようになります。

詳しい日程や見学地などは、山の自然学クラブの三陸活動サイト「自然学ツアー(三陸現地講座)」をご覧下さい。
NPO法人 山の自然学クラブ [三陸・北上地域の活動]

今年も「もりだくさん」の内容になるよう、計画しています。
ごなたでも、ぜひご参加ください。

どんな目的でも大丈夫です。おいしいものを食べに。すばらしい景観をご覧になりに。そして少しディープな気仙沼を体験しに... いらしてください!

きたかみ春祭り・大室南部神楽

あたらしい檜舞台のお披露目!

今年も大室地区で「きたかみ春祭り」と銘打ってお祭りを開催しました。
これまでは南部神楽の盛んな本家、一ノ関の下大籠南部神楽さんから組み立て式の舞台を借りて公演してきたのですが。実は共生地域創造財団(生活クラブの立ち上げた支援財団)から昨年、舞台を支援提供したいとのお話がありました。
十三浜プロジェクトでご一緒している、日本工学院の渋田先生が以前、一ノ関に訪問して入手されていた図面と、試作した模型を提供されました。
その図面などを元にして今年、真新しい“檜舞台”が贈呈されたのです!

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日本工学院の学生さんからは、図面を本に作成した舞台の模型を贈りました。
みなさん、新しい舞台で気持ちよさそうに舞っています。

お天気の良いこの日、真っ白な舞台がステキでした!

ところでこの日、私たちは相川で新しくこの春から造りはじめた「十三浜わかめうどん」を販売するお手伝いをさせて頂きました。学生さんも一緒にお手伝いして下さいました。
こちらも好評で、うれしかったです。
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また今年も、十三浜のお手伝いに何度かお邪魔する予定です。
楽しみです。

浅間山の講座、今年も開催します!

浅間山高山植物観察ツアー

山の自然学クラブでは、今年も浅間山高山植物 観察ツアーを予定しています。
講師は山の自然学クラブの理事で、今年から東邦大学で教鞭をとられている、下野綾子さんです。高山植物の生態についてたいへんお詳しいので、いろんなお話を聞かせてくださることと思います。

昨年の講座では、ちょうど見頃を迎えた植物をたくさん観察することができました。
湯の丸高原ではツツジが満開でした。
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そのほかにもたくさんの植物を見ながら歩きました。
 


ことしも何カ所か選んで、見頃の植物などを観察したいと思います。詳しい見学地・コースは、現在検討中ですが、軽井沢の町内をまず1日目に観察しようかと考えています。
軽井沢の自然に詳しい地元の方にご案内をお願いできるかどうか、検討しているところです。

昨年の講座でみた、草すべりからの浅間山です。雄大な景色と、足下のお花が同時に楽しめる、絶景ポイントです!

山の自然学講座2015 現地講座・高尾山

2015年4月18日、「山の自然学講座2015 現地講座・高尾山」を開催致しました。

参加者のみなさんのお心がけがよいようで、ここのところ一番天気のよい一日だったのではないでしょうか。
お天気がよかったこともあり、駅前からずっと、たいへんな賑わいです。

今日の講師は当会理事の石井誠治さん。森林インストラクター東京会の会長さんで、樹木医としても活躍されています。
目に入るものすべてが観察対象になります。軽くわかりやすいお話、歩く時間が短く感じられます。
駅前のイチョウの木はちょうど小さな葉が芽吹くところ。
さて今の季節に、雌雄をどのように見分けるのでしょうか。長く成長していく間に、枝振りもかわってくるそうです。
みなさん、どんどんお話に引き込まれていくようでした。

歩みを山頂に向かって進めていくと、林内ではニリンソウやスミレなどがちょうど見頃です。シャガの花も咲いていました。
 

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高尾山は暖帯と温帯の出会う場所、たくさんの植物や生き物たちが見られます。そして、寺社林として室町時代から大切に守られてきたため、本来の植生が残されている、貴重なところなのです。
山頂から眼下に見下ろす風景はすべて、人が作り出してきた山林・風景なのですよ、と石井さん。


お天気に恵まれ、参加者のみなさん全員が、充実した一日をお過ごし下さったことと思います。
参加者のみなさん、講師の石井さん、幹事の室村さん、ありがとうございます!!
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富士山のダイナミックな景観を体験する。ネイチャーツアー開催!

富士山のダイナミックな景観を体験する。ネイチャーツアー開催!

山の自然学ツアー 富士山東麓の自然学!

今年から当会で初めての試みとして、旅行会社に催行委託をして行うネイチャーツアーを企画しました。

第一弾として、2015年5月16日、富士山のフシギを実感する須走口の見学ツアーを実施します。
まだ委託先のアトラストレックさんと調整中の事項もあるのですが、概ねの行程などは決まりました。

集合:午前8時00分 JR八王子駅集合
解散:午後7時00分 JR八王子駅解散予定  です。

【 日 程 】

集合後、バスにて移動。
(1)小富士
   → 富士山頂と山中湖の展望がすばらしい寄生火山

(2)富士グランドキャニオン
   → 目を見張るような新緑とのコントラストが楽しめます。
   → 侵食により大きな谷が形成されており、壮大な景観が楽しめる場所です。

(3)道の駅・すばしりにて、昼食・休憩
   → 昼食後、研修室にて富士山のなりたちについてレクチャー。

(4)須走口御中道
   → この時期だけにしか見られない、幻の滝までハイキング。
   → 冬の間に凍った雪がこの時期に溶け出して、わずかな期間だけ滝としてみられます。
  ※その日の天気によって水量や見え方はかわります。見られないこともあります

ホームページにも大まかな予定を掲載しております。
http://www.shizen.or.jp/fuji/sch_20150516.html
http://www.shizen.or.jp/fuji/sch_20150516.html


こちらは簡単なご案内です。
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こちらをクリックすると、オンラインの申し込み画面が開きます。

富士山森林復元活動・2015年のはじまりです

富士山森林復元活動・2015年のはじまりです

2015年3月21日から22日、今年はじめての富士山活動へ行って参りました。
春の日差しを浴び、作業日和の一日です。

協定林(活動現場)からの富士山、葉が茂ると見にくくなってしまいますが、この時期はきれいに山頂が見えています。
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それにしても、木々が大きくなりました!最初の草原状だったころがなつかしいくらいです。
今年もこの現場で、楽しく活動して参りましょう。



山の自然学講座2015、開講です!

山の自然学講座2015 開講しました!

3月10日、2015年の「山の自然学講座・全10回」が始まりました。この講座は、「山の自然学」の基礎となる知識をざっと見通せるように構成しています。

最初に講座の運営を担当する室村理事から山の自然学クラブについてのご案内と、講座の説明です。
第1回目の開講につき、大蔵校長・理事長からも受講生のみなさまへ、ごあいさつです。
  

第1回目の講義は、おなじみの小泉先生です。小泉先生は日本の山が世界のなかでも希少な条件をそろえていること、非常に多様性に富んでいること、などをかみ砕いてお話下さいます。
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そんなコトを考えながら歩く「知的登山」がいかに楽しいものなのか。どんな視点で自然をみたらよいか。話はつきなかったことと思います。

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みなさん、小泉先生が著された本など資料も手にとって、熱心にご覧になっていました。
この日、全10回を通しで受講して下さる方には昨年の会報を1部差し上げました。みなさん、内容に興味を持って下さるとよいなと思います。

今年も当会では様々な講座、行事を企画しています。たくさんの方のご参加、お待ちしております!