山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学講座2015 現地講座・高尾山

2015年4月18日、「山の自然学講座2015 現地講座・高尾山」を開催致しました。

参加者のみなさんのお心がけがよいようで、ここのところ一番天気のよい一日だったのではないでしょうか。
お天気がよかったこともあり、駅前からずっと、たいへんな賑わいです。

今日の講師は当会理事の石井誠治さん。森林インストラクター東京会の会長さんで、樹木医としても活躍されています。
目に入るものすべてが観察対象になります。軽くわかりやすいお話、歩く時間が短く感じられます。
駅前のイチョウの木はちょうど小さな葉が芽吹くところ。
さて今の季節に、雌雄をどのように見分けるのでしょうか。長く成長していく間に、枝振りもかわってくるそうです。
みなさん、どんどんお話に引き込まれていくようでした。

歩みを山頂に向かって進めていくと、林内ではニリンソウやスミレなどがちょうど見頃です。シャガの花も咲いていました。
 

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高尾山は暖帯と温帯の出会う場所、たくさんの植物や生き物たちが見られます。そして、寺社林として室町時代から大切に守られてきたため、本来の植生が残されている、貴重なところなのです。
山頂から眼下に見下ろす風景はすべて、人が作り出してきた山林・風景なのですよ、と石井さん。


お天気に恵まれ、参加者のみなさん全員が、充実した一日をお過ごし下さったことと思います。
参加者のみなさん、講師の石井さん、幹事の室村さん、ありがとうございます!!
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