山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学講座2021・第2回講座「日本の成り立ちと山の地質」

山の自然学講座2021 2021年2月16日第2回室内講座
日本の成り立ちと山の地質・柿崎喜宏先生

山の自然学クラブが主催して毎年実施している
「山の自然学講座2021」
2021年は2月6日~6月19日に全11回実施します!今年は現地講座の回数を増やしました。みんなで現場を歩きながら様々な議論が出来ることと楽しみにしております。

第2回は柿崎喜宏先生の室内講座です。2月16日に開催いたしました。今回は「日本の成り立ちと山の地質」について 講義していただきました。

2021年2月16日 柿崎先生の熱心な講義!

地球の地殻の仕組み・プレートテクトニクスのご説明からはじまりまして、
アジアの東端にある日本列島・沈み込み帯と周辺のプレートについて、日本の土台を形成する付加体、火山弧・火山が列をつくる理由、沈み込み帯の変成岩、インド大陸の衝突とヒマラヤ・チベット日本海の誕生について、そして伊豆・小笠原弧の衝突、そして最後に日本列島の圧縮と隆起・山地の形成について
 ・・と順を追ってていねいにお話しいただきました。
地球全体から俯瞰して、日本列島を見直すことができましたことと思います。

先生はそれぞれの特徴のよくわかる岩石サンプルをお持ち下さり 見せて下さいました。画面越しのオンライン受講のみなさんにもご覧頂きましたが、特徴がわかったでしょうか?

お持ち下さったサンプルなど
お持ち下さったサンプルなど・2

今回は2月6日 第1回の室内講座に続いて会場ご参加のみなさん+オンライン(zoom)受講のみなさんと一緒に講義を受けるかたちで行いました。遠くからのご参加の方も、都内からのご参加の方も、ありがとうございます。

2台のPCで切り替えながら実験の中継などをしようと予定していたのですが、思ったようにできなくて受講のみなさまには見にくい・聞きにくいところがあったことと思います。
申し訳ありません;;
試行錯誤しながらの実施となり これからもいろいろと不手際 ご迷惑があるかと思いますが 広ーいお気持ちでおつきあい願えましたらたいへんありがたいです。(言い訳がましくすみません;)

とはいえ、次回・3月2日 今度は「日本の植生」、次回は2月6日・16日と同じ会場を使わせていただき、同様のかたちで開催します。
複雑な地形や気候変動の結果みられる現在の日本列島の植物層について増澤先生が講義をして下さいます。どうぞお楽しみに!


山の自然学講座2021 はまだまだ残りの講座があります。ご都合に合わせて ぜひご参加下さい。
講座の日程、実施内容、お申し込みなどのご案内はホームページをご参照下さい。
山の自然学講座2021/NPO法人山の自然学クラブ

山の自然学講座2021