山の自然学カレンダー2020 10月・奥志賀高原・グリーンタフの川を被う錦絨の森
2020年10月「奥志賀高原・グリーンタフの川を被う錦絨の森」/大森弘一郎
山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2020年10月版は大森弘一郎さんからの応募作「奥志賀高原・グリーンタフの川を被う錦絨の森」が採用されています。
添えられたテキスト:
志賀高原は山の自然学の宝庫です。この右下を流れる雑魚川の川底はかつて日本海の海底だった証拠のグリーンタフ(緑色凝灰岩)です。その上に出来た錦絨のブナの森は人の手の入っていない原生林、熊が背延びした爪痕もあります。約2000万年昔の海底火山の灰が堆積したグリーンタフは、酸素に触れなかったため緑色をしています、川の中でそれに触れます。志賀高原は20万年ぐらい前の噴火で、溶岩の痕跡や池塘からその成り立ちを想像できるのです。
山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2020版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。
「山の自然学カレンダー2021」 については、2020年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。