山の自然学カレンダー2020 1月・福寿草の戦略
2020年1月「福寿草の戦略」/傍島夏生
山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2020年1月版は郷土の鳥羽で植物保護活動などもなさっている会員 傍島さんからの応募作「福寿草の戦略」が採用されています。
撮影:傍島夏生
撮影場所:藤原岳(三重県いなべ市)
撮影年月日:2008年3月16日
撮影対象:フクジュソウ
添えられたテキスト:
林床の雪融けと木々の芽吹きの間は短い。そんな時の貴重な陽射しを浴びて咲くフクジュソウはスプリング・エフェメラルのひとつだ。パラボラアンテナに似た花の形状は日光を花の中心に集め、また花は太陽の移動に合わせて向きを変える。花の中を暖かくすることで昆虫を誘うのだという。蜜を持たないフクジュソウの戦略には感心させられる。
山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2020版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。
「山の自然学カレンダー2021」 については、2020年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。