山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

富士山種子採取

2012年10月20日、21日は富士山の森林復元活動、秋の種とりです。
今年は紅葉が10日〜2週間ほど遅れていますが、果実が熟すのもだいぶ例年よりも遅いようでした。

それでも好天に恵まれ、ご覧の通り、みんなで気持ちよく歩き回って参りました。

マユミ、ミヤマイボタ、アブラチャンなど天然林に多く生育する樹種の実がたくさんとれました!

今年はブナも久しぶりに、少し実っているようです。
しかし落ちている堅果はシイナ(不充実果)か、虫食いの実がほとんどでした。
例年でしたら、このくらいの時期にちょうど成熟するのですが、ブナも少し遅れているのかもしれません。

ミズナラは昨年豊作でしたので、予想通り今年はほとんど実っている木は見られません。
今年は全国的にドングリ類が不作で、クマが人里で多く見られているようです。
山に入るときは気をつけないといけませんね...