山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

建築家のお仕事

今回は建築の先生方とご一緒しましたので、建築家の方々が昨年取り組んだプロジェクトを見学して回りました。

相川でいつもお世話になっている医師住宅の隣にも東海大学 が取り組んだ、どんぐりハウスがあります。

株式会社スギヤマと杉本洋文さん(東海大学工学部建築学科)が新潟中越地震の時に考案された、どんぐりハウス。東海大学のプロジェクトに登米町森林組合が協力して建てられました。中の本棚は、登米の森林組合にお邪魔したときに見せて頂いた、組み立て解体共に簡単な組手什で作られています。

十三浜・白浜の住宅

事業者向けのネットストアを事業としている株式会社MonotaROが、工学院大学と連携し、企画した“地場工務店による『村』再生”プロジェクト(K-engine Project)。
登米市の公務店さんに施工してもらった常設復興住宅です。

十三浜・大指の仮設住宅横にある 「大指十三浜こどもハウス」

山根一眞さんが世話人をされている「大指復興アクション」によって建設されました。
建築家の岡崎恭子さんが設計を担当され、小指のササキ設計・佐々木さんもプロジェクトに協力されているそうです。

志津川の番屋

企画から竣工まで1カ月という短期間! 宮城県南三陸町志津川漁港に2011年5月7日に完成した「番屋」。
宮城大学事業構想学部の竹内泰准教授が指導し、宮城大学の学生さんや、避難生活をされていた漁協の会員さんたちが手作りで作りました。

志津川小学校 「アクションリサーチプロジェクト」

プレイグラウンド・サポーターズと千葉工業大学石原研究室ですすめた、宮城県南三陸町仮設住宅敷地内に住民の集まる場をつくる一連のプロジェクト。
登米の木材を登米町森林組合で提供、千葉工業大学が製作。子育て支援のプロジェクトも行うことで、地域のみなさんともいいコミュニケーションを取りながらの事業だそうです。

歌津の応急仮設住宅

登米出身の建築家・針生承一さんが宮城県森林組合連合会(登米町森林組合)と協力して建設した、応急仮設住宅です。
南三陸町内の材を、登米の森林組合が加工して利用しました。
外壁と野地板に使用しているスギ厚板をパネル化することで工法を簡便化したそうです。私有地だからできた、スピーディで柔軟な住宅建設。先日、登米の森林組合に伺ったときも、このプロジェクトのことを説明して頂いていました。素晴らしいです。


気仙沼市本吉の「竹の会所─復興の方舟─」

近くから切り出した竹を使って建てた集会所。
滋賀県立大学陶器浩一研究室と、郄橋工業で企画して、2週間×2回のワークショップで学生さんと地元の方がセルフビルドで建設!

私たちがお邪魔したちょうどそのとき、滋賀県立大学の学生さんたちが到着。
天井に補修が必要となったため、朝4時に滋賀を出て、みんなで補修にいらしたそうです!