山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

山の自然学カレンダー2021 1月・ゴルナーグラート展望台からのモンテローザと氷河

山の自然学カレンダー2021 1月・ゴルナーグラート展望台からのモンテローザと氷河

2021年1月「ゴルナーグラート展望台からのモンテローザと氷河」/黒木康文

山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2021年1月版は黒木康文さんからの応募作「ゴルナーグラート展望台からのモンテローザと氷河」が採用されています。

2021年1月/黒木康文・ゴルナーグラート展望台からのモンテローザと氷河


撮影場所:スイス ゴルナーグラート展望台(3,131m)
撮影年月日:2019年7月5日
撮影対象:スイス最高峰モンテローザ4,634mと氷河

添えられたテキスト:
左側の山がスイス最高峰モンテローザ4,634 m。右側はリスカム4,527 m。モンテローザの左から流れるのがゴルナー氷河で,かつては右下に続いていたが,地球温暖化の影響で溶けて途切れたらしい。リスカムの左から流れるグレンツ氷河が,ゴルナー氷河に合流する。温暖化が続くと氷河は溶け,山の地肌が拡がるのだろう。


山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2021版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2022」 については、2021年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。

山の自然学2021年カレンダー 完成予定!

山の自然学2021年カレンダーの製作報告

カレンダーのご注文 受付開始します!

山の自然学クラブでは、2019年から会員から内容を募集してカレンダーを作成しています。昨年・2020年からは1月~12月のカレンダーを作成いたしております。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で理事会の開催が出来ず、募集や作成の作業が遅れてしまって完成もずれ込んでしまっておりました。
お待ちいただいていた 会員のみなさまには申し訳ありません。

12月17日に完成(納品)の予定です。みなさんからの注文を受付させていただきます!
ご注文頂いたカレンダーは、12月20日会場でのお渡し/振替用紙を同封して配送 のどちらも可能です。(会員の方は会員と一緒に送金していただくことでOKです)
今回も 会員諸氏の力作がならんでおります。ぜひお取り寄せ下さいますよう、ご案内を申し上げます。

ご注文は、事務局まで メール等でお知らせ下さい。
どうぞよろしくお願い申し上げます!

サンプル:2021年表紙

20201年カレンダー 表紙/大蔵喜福

2021年1月~3月(画像部分)

2021年カレンダー 1月-3月掲載写真

会員発表会・カレンダー応募作品報告会のご案内

会員発表会/カレンダー応募作品報告会を開催します!

会員発表会/カレンダー応募作品報告会

2020年12月20日(土) 四谷駅のすぐ近くに新しくできた「四谷スポーツスクエア 会議室」で、会員の活動発表会・2021カレンダー応募写真報告会 を開催します。

会員かどうかには関わらず、どなたでもご参加いただけますので、ぜひ会場にいらして下さい。
(会場にいらっしゃる方の名簿を作成する必要があるので、会員の方は当日までにメールか電話で参加することをお知らせ下さい。会員ではない方はご住所、電話番号、メールアドレスをご教示下さいますよう お願いいたします)

2019年から山の自然学カレンダーを会員からの応募作で製作する活動をはじめました。今回、2021年のカレンダー用にみなさんから応募のあった写真を一覧にして、発表会の冒頭のお時間を頂き、ご報告いたします。
みなさん一緒にみてていただき、来年以降の制作に向けて、また、講座などの企画についても話し合う機会・お時間にしていただけたらと思います。

今回、会場の様子を撮影して、抜粋した映像を後日YouTubeにupする予定です。会場参加なさらなかったみなさんにも、後日ご報告申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
いらっしゃる方はおめかししていらして下さい!(もちろん冗談です;すみません)

会員の活動発表会2020 プログラム

詳細プログラム(発表予定の内容)はホームページに掲載されています。
→ 201220会員発表会

ご参照下さい。

2020年12月20日(日) 12:20~17:45

※12:00~入場できます。17:55までに退室します。

会場:四谷スポーツスクエア 会議室

新宿区四谷1-6-4コモレ四谷 四谷駅から徒歩2分

プログラム

12:20 開会あいさつ 大蔵喜福理事長
12:30~13:00 理事会(事務局)<カレンダー製作報告・応募作の紹介>
13:00~13:30 石井誠治 <環状列石を作った人たちと樹木>
13:30~14:00 水畑幹夫 <「室堂平周辺における称名滝火砕流の露頭を確かめる」,「立山周辺標高2500m地点7箇所の植生を調査し比較する」,「神通峡周辺でのスキー登山」等の活動についてご紹介>
14:00~14:30 黒木康文 <キスミレの自生の南限地・霧島山麓の状況>

(休 憩) カレンダー配布 / 資料の閲覧など

15:00~15:30 大塚正幸 <日本各地に点在する「蹴裂伝説」について>
15:30~16:00 大森 弘一郎 <こんな写真を撮りたかった>-記憶力は人の100倍、伝達力は10,000倍の仲間-写すことに気をとられない・物をよく見る習慣
16:00~16:30 大蔵喜福 <南アルプスエコ登山の進捗状況 紹介と報告>
16:30~17:00 中村華子 <山の自然学/自然再生活動部会・2020年報告>
17:00~17:30 室村 聰ほか <山の自然学講座・2021年の予定と方針について>
~17:45 その他会員からの案内や報告・質疑応答 会場の片付け

会場の地図

山の自然学カレンダー2020 12月・宝生院のシンパク

山の自然学カレンダー2020 12月・宝生院のシンパク

2020年12月「宝生院のシンパク」/石井誠治

山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2020年12月版は石井誠治さんからの応募作「宝生院のシンパク」が採用されています。

2020年12月/石井誠治・宝生院のシンパク

撮影:石井誠治
撮影場所:香川県小豆島

添えられたテキスト:
香川県小豆島にある特別天然記念物の巨樹。宝生院のご神木として大切にされています。宝生院は小豆島八十八ケ所の54番目の札所。境内東側の高台にあり、幹回り21.3 m。単木で小さな森のように見えます。シンパク(真柏)は海沿いに自生。ヒノキの仲間です。



山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2020版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2021」 については、2020年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。

山の自然学カレンダー2020 11月・中央アルプス駒ヶ岳の初冬

山の自然学カレンダー2020 11月・中央アルプス駒ヶ岳の初冬

2020年11月「中央アルプス駒ヶ岳の初冬」/下野綾子

山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2020年11月版は下野綾子さんからの応募作「中央アルプス駒ヶ岳の初冬」が採用されています。

2020年11月/下野綾子・中央アルプス駒ヶ岳の初冬

撮影:下野綾子
撮影場所:中央アルプス 木曽駒
撮影年月日:2008年11月4日

添えられたテキスト:
山の自然学クラブでは中央アルプス駒ヶ岳で植生および地温を調査しています。地温は自動記録式データロガーを土に埋めて1年通して記録しています。雪の下の地温は0℃になるので、地温変化から積雪期間を推定することができるのです。高山では融雪のタイミングが植物の生育期間を決めるので、重要な情報になります。



山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2020版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2021」 については、2020年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。

山の自然学カレンダー2020 10月・奥志賀高原・グリーンタフの川を被う錦絨の森

山の自然学カレンダー2020 10月・奥志賀高原・グリーンタフの川を被う錦絨の森

2020年10月「奥志賀高原・グリーンタフの川を被う錦絨の森」/大森弘一郎

山の自然学クラブでは、2019年から「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2020年10月版は大森弘一郎さんからの応募作「奥志賀高原・グリーンタフの川を被う錦絨の森」が採用されています。

2020年10月/大森弘一郎・奥志賀高原・グリーンタフの川を被う錦絨の森

撮影:大森弘一郎
撮影場所:奥志賀高原

添えられたテキスト:
志賀高原は山の自然学の宝庫です。この右下を流れる雑魚川の川底はかつて日本海の海底だった証拠のグリーンタフ(緑色凝灰岩)です。その上に出来た錦絨のブナの森は人の手の入っていない原生林、熊が背延びした爪痕もあります。約2000万年昔の海底火山の灰が堆積したグリーンタフは、酸素に触れなかったため緑色をしています、川の中でそれに触れます。志賀高原は20万年ぐらい前の噴火で、溶岩の痕跡や池塘からその成り立ちを想像できるのです。



山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 2020版(応募案内)についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2021」 については、2020年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。

代々木~明治神宮 山の自然学現地講座

代々木~明治神宮の森の観察-山の自然学現地講座・石井誠治先生

2020年8月22日山の自然学現地講座

2020年8月22日 延期していた「山の自然学講座2020」の再開後第1回目となる現地講座「五感で学ぼう!自然学-樹木の生き方暮らし方 (1)代々木駅~明治神宮」を開催いたしました。


天気は雨となる予報もあったのですが; なんとこの日は猛暑日に!お天気に恵まれて... とは言うものの
たいへん暑い中での観察会となりました。

とはいえ、森の中にはいると 感じ方も含めて温度が変わるのだと言うことが体感できる一日でもありました(笑)。

代々木駅で集合した9時過ぎの時点ですでに30度を超える気温になっていたと思います。
しかし そんな中でも みなさん元気に集合していただき、出発。
この日の講座は動画撮影をして、出席できない方にも動画視聴による受講を選んでいただけるように致しました。
<受講申込みできるようになりました2020.9.17 → お申し込みはこちら(HPの申込みフォームへ)

8月22日現地講座 出発!

代々木ビレッジに向かいます。「そら植物園」が入っていて、植物ハンターの方が世界中から集めた珍しい植物がたくさん配置されてます。きれいに手入れされているお庭は自由に見学することが出来ます。素敵な場所です。

代々木ビレッジへ-2020年8月22日現地講座

地中海地域から運ばれてきたオリーブの木、バナナやマカダミアなどの熱帯の植物、そしてかわいい樹形のボトルツリーなど。日本の東京の気候はいかがでしょうか;
・・たくさんの興味深い植物の姿に、何度きても楽しめそうです。

お庭の散策

石井さんの案内で明治神宮までの間にもいろいろな観察を行います。その道ばたの一葉から、そこに植えられた街路樹から、そのお庭の庭木から、植木鉢に生えてきた草や木から・・ 石井さんのお話はいろいろなところから始まり、いろいろなところに飛び火し、そしていろんなおまけがついてきます。
その日 出会ったものをそのとき・その季節に観察する、現地講座の楽しみ・醍醐味といえます!

渋谷川の支流・小川の名残り

北参道から明治神宮へ入ります。明治神宮は今年 鎮座百年を迎えます。オリンピックが開催されればいろいろと合わせて記念となる予定だったのですね。

木々の緑が色濃いこの季節ですが 昼なお暗い森の中、落葉広葉樹の明るめな林、など いろいろな木々があり、それぞれの姿を解説していただきます。宝物殿の前、北の池の周りにはきれいな芝生の広場もあります。

2020年8月22日現地講座・明治神宮

境内には百年の歴史を解説する写真入りの看板が展示されています。かつての周辺の様子がよくわかり、見学する際の見所のひとつです。

神宮の解説板の前で石井先生からの解説。2020年8月22日現地講座

石井さんは手持ちの資料などからも写真をお持ち下さっていました。百年の土地、森の歴史と人との関わりなどをいろいろとお話し下さいました。江戸時代は加藤家のお屋敷などがあった場所が明治になって練兵場となり、その隣に明治神宮が造成されたこと、練兵場は戦後アメリカ軍の用地となり、その跡がオリンピックの際に整備されて今の形になっていったこと・・百年とは長くも短くも感じるものです。

南参道、原宿口の鳥居の周りにはクスノキが配置されたそうです。造成当時の写真を見せて下さいました。
そのときに植栽された楠は立派な大木となり、参詣に訪れた人を出迎えてくれます。クスノキの大木の前で記念写真を撮影して、今日の講座はおしまいとしました。

本当に暑い一日ではありましたが、森の木々に助けられて楽しく歩くことが出来ました。
ご案内下さった石井先生、スタッフのみなさま、そしてご参加・ご一緒下さったみなさま どうもありがとうございました!

石井先生による現地講座「樹木の生き方暮らし方 」はあと二回、9月12日に川崎市で、10月3日に八王子(多摩森林科学園)での実施を予定しています。
また、この日の現地講座は 編集してYouTubeの視聴による受講をしていただくことが出来ます。
お申し込みの方は山の自然学クラブ事務局・講座スタッフまでお申し込み下さい。

山の自然学講座2020 の実施内容については、ホームページをご参照下さい。
山の自然学講座2021/NPO法人山の自然学クラブ