諏訪地域の地形・地質と中央構造線の露頭見学会
信州講座担当の池田さんより、10月に行う観察会の案内が届きました。
中央構造線にそって移動しながら、東西日本を分ける構造線の露頭を観察します。
詳細の日程や内容、申込先などはホームページをご覧下さい。
今回の見所はなんと言っても、今年、国の天然記念物に指定された3つの中央構造線露頭(溝口・北川・安康)や、移動しながら観察できる、地形的な特徴ですが、もう一つ、忘れてはならないのは宿泊の鹿塩温泉です!
池田さんから、鹿塩温泉や、今回歩く秋葉街道などについて、情報を頂きましたのでお知らせします。
不思議な山の山の恵み「山塩」について
海がない長野県大鹿村の山から採れる天然の塩を「山塩」と呼んでいます。
その山塩の元は、今回宿泊する鹿塩温泉の源泉(塩泉)を朝から夕方まで煮込むことにより、塩分だけが残り「塩」が精製されます。こうした山塩は大量生産ができないこと、そして歴史を踏まえて幻の塩」と呼ばれています。
明治の中期、製塩事業法のの制定により製塩が禁止されましたが、平成9年に規制緩和が実施され、製塩の受けた「山塩館」の4代目が、昔ながらの薪炊きにこだわった塩づくりを再開しました。
山塩は、海水から造る塩と比べマグネシウムの成分が極めて少なく、そのためとてもさらりとしたお塩です。温泉の泉質もベトベト感がないさらりとしたお湯です。
「山塩館」で出される料理に使う塩は、勿論自家製の山塩です!!こちらも楽しみです。