山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

会報第11号の発行によせて

会報第11号の発行によせて

理事長 大蔵喜福

ご親戚、ご友人含め、東日本大震災はじめ今年発生した災害により被災されたみなさまに、
謹んでお見舞い申し上げます。
自然に携わる活動をする人間のひとりとして、今年発生したたくさんの自然災害や事故の報に接し、悲痛な思いを禁じ得ません。
会としてできる事を整理しながら、今後も活動を検討していきたいと考えております。
震災やその後の輪番停電の混乱などにより、残念ながら当会においても、予定していた活動や行事の多くが実施を見合わせたり延期したりすることを余儀なくされました。

当会はもともと、「山から始まる自然保護」をモットーに、“自然に学び、自然を守る”活動をしてきました。「これまで行ってきた活動をきちんと責任を持って続けることが、一番の復興活動である」ことが基本方針です。加えて、現地講座や活動をできるだけ被災した地域で行うなど、復興支援にも寄与する活動を積極的に支持します。それぞれの会員・理事が積極的に活動して下さることを会としてもバックアップしていきます。また、現地で活動を行っている環境保護関連の団体や教育機関と積極的に連携をとりながら、活動を継続したいと思います。

多くの災害や事故、そして電力不足に悩まされた今年一年でしたが、会員ひとりひとりの意識と行動の結晶として、この会報11号を発行できることを誇らしく思います。これからも大切な仲間と共に歩む会であり続けます。会員諸氏のますますの活躍を期待致し、発行のことばと致します。

2011年 12月記