山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

富士山の森づくり/ブナ林の観察会・2019年8月3日~4日

富士山森林復元活動/森林ボランティア・2019年夏の活動

富士山の森づくり/ブナ林の観察会・2019年8月3日~4日

山の自然学クラブでは、2003年から富士山の南麓に位置する国有林で、台風によって風倒被害をうけたヒノキの人工林のあとを広葉樹の天然林に復元する活動を続けています。
活動の詳細や日程などについては 「富士山森林復元活動」の活動ホームページ
富士山南山麓「森林復元活動」(森林ボランティア活動)
をご参照下さい。

2019年8月3日~4日は、山の自然学クラブで行っている富士山の植林活動/森林ボランティアの夏の活動でした。今回は三井住友銀行 ボランティアスタッフYuiのみなさま、そして愛知・東京・神奈川などから参加のみなさまを交え、夏の森林復元活動を行いました。

2019年8月3日 山の自然学クラブ協定林で「広葉樹の苗の植栽(補植)活動」

1日目は森林復元活動地にて、低木の刈り払い+広葉樹苗の補植です。

午後に補植を予定していましたので、午前中にその準備を始めます。主にいつものメンバー、手際よく準備作業をして下さいました!
きょうは木がそこそこに大きくなっているところへ植栽する予定です。ススキの後に、ウツギ類など明るい立地を好む(二次林や林縁によく見られる)樹種が主に生育している場所です。ウツギを枝打ちして 空いたスペースに、より極相に近い森林の樹種を植栽します。

 集まったメンバーで植林の準備作業を開始!

お昼にYuiのメンバーと合流。今日の宿舎でもある帝人アカデミーにて集合してごあいさつ。午後の作業に出発です!

まずは苗を準備します。こちらは主に、東京農大の学生さんが1年間大学で育ててくれたものを現地へ持ってきて下さった苗木です。小さい内に現地へ運んできて下さった苗を、こちらの現地で1年間~2年間養生し、植栽に使用しています。
夏になり、結構大きく育ってくれているようです。持ってきたときはだいたい数センチ~20cmくらいだったのですが!ポットから根が出て掘り出す作業も結構たいへんでしたが 元気に育ってくれて嬉しいことです。


現地で育てている広葉樹苗を取り出して補植に使用します。


みなさんていねいに植えて下さいました。今回はブナ、ミズナラ、キハダ、ヤマボウシカマツカ、ガマズミ、ミヤマイボタノキ、ホソエカエデ、ヤマモミジ、イタヤカエデなどの苗を 1カ所につき2,3種類混ぜながら植栽していただきました。
 

夕方、作業終了後は 温泉に入浴して体をいやしてから宿舎へむかいます。夕食後には恒例の、かんたんな活動紹介のレクチャーと、自己紹介などのお時間です。


実は今回参加して下さったYuiのみなさんですが、ボランティアスタッフYuiの10周年に当たる2009年に「10周年活動」として、はじめていらして下さいました。ということは今年は20周年となります。今回はみなさんが練習している手話のうたから「ふるさと」を披露して下さいました。小林さんの考えた手話の訳は私たちにすんなりと、わかりやすいものであると感じました。合唱の方は全員で斉唱、いつ聞いてもよい歌です。

今回は最初の2009年の、ときのことを懐かしく振り返りながら、10年とはなんと短く感じるものか、と実感したりしてしまいました。(年をとるとだんだん時が短く感じるとも聞きますが...)
改めて写真を見ながら 人間の変化もありますが(笑)、みなさん、なによりそのときよりも木々が大きくなったことを実感して下ったようです。継続して同じ場所を見続けることの価値を感じた日でもありました。

2019年8月4日 富士山の自然学「寄生火山と天然林の観察会」

2日目には森と樹木の観察会、山の自然学講座・夏の富士山編 です。
今回は当会の理事でもある石井誠治さんがご参加下さいましたので、朝の帝人アカデミーの庭園と並木道のお散歩観察会、そして、西臼塚周辺の森のハイキング ともに、石井さんと一緒に観察をさせていただくことができました。
いつもながら、どこでもそこから始まる観察会。玄関を出たところから観察が始まります。

 

富士山南麓の森はあまりよく見たことがなかったので、とおっしゃっていらしてくださったのですが、みんなで楽しい観察散策を堪能しました。今回いらした方はとてもおトクな体験ができたのではないでしょうか!

さて宿を出発して、
ブナの天然林を観察しに、富士山南麓の森の中を歩きました。今回は西臼塚の周辺のブナ、ミズナラ、ヒメシャラなどを主体とする森の観察ハイキングです。
   

樹木の特徴や生き様、森の成り立ちをみんなで観察しながら、たいへん気持ちのよいハイキングとなりました!ここちのよい天然の森の感触をみなさんには楽しんで頂けたことと思います。しっとりしたたくさんのコケの感触、ふわふわの地面の感触は富士山南麓の広葉樹の森の大きな特徴です。

活動に参加して下さるみなさんには私たちの考える「森の復元目標」について、話をさせていただいています。
自然はそのままにしておくのが自然でもありますが、その中に様々な人間活動の歴史が存在しています。そのどこをどのように評価して、現在の取り組みをするのか、将来の目標を考えて設定するのか、常に見直しながら行動していくことが大切なことだと考えています。

水が塚へ移動していくと、それまで雲の中に隠れていた富士山の山頂がきれいに見えています。宝永火口や二つ塚もよく見えました。

水が塚から、夏富士!

登山シーズンで賑わっている水が塚の駐車場から、これまた山頂がよく見渡せる御殿場口の五合目まで移動して、集合写真を撮影して解散としました。
夏の富士山、そして富士山南麓の森を満喫できた 楽しい2日間となりました。
ご協力下さったみなさま、参加して下さったみなさま、ありがとうございます。
みなさん、ぜひまた 富士山にいらして下さい!

富士山丸抱え?

caputure fuji

この夏・阿蘇の草原へ! ~活動へのお誘い

この夏・阿蘇の草原へ! ~活動へのお誘い

自然観察体験会と、草原再生活動 2019年8月

山の自然学クラブに寛解するみなさんへ、阿蘇の草原での活動をご案内しています。
会の独立した活動ではありませんが、自然再生活動部会のメンバーが2017年から何度か現地へ行っており、その中で形作られてきた活動です。東京農大の学生さんにも加わってもらって、
(1)自然体験の活動 ~子どもキャンプのお手伝いなどを通じて普及活動
(2)草原の植物の継続的な観察 ~なみの花暦を作ってプレゼントする
(3)長草型化した牧野の活性化・再生活動
(4)人手の足りなくなっている牧野組合に協力
(5)草原を構成する地産資材の活用拡大

等の目標に向けた活動をしています。

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外輪山から阿蘇五岳(中央火口丘)を望む
夏の阿蘇はすばらしい景観が広がります!ぜひご一緒下さい。

2019年8月・夏の活動では、
阿蘇子どもチャンプのお手伝いとして、自然の観察会を予定しています。国際ボランティアのみなさんと交流しながら、一緒に実施することを予定しています。
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ボランティアのみなさんとは、牧野(草原)の再生活動を一緒に行うことも検討しています(天候などにより柔軟に対応します)。

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2018年夏にナイスのみなさんと行った活動の様子
写真は2018年の協働活動で、荻岳に向かう登山遊歩道の修復を頼まれ、そこにある資材で土留めなどを行っているところです(左の写真はやすらぎ交流館での事前レクチャーです)。

草丈が大きくなってしまっている草原では、少し刈り込むだけで、結構すっきりした感じになります。一部箇所ではこのような作業も予定しています。

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草原修復作業(左が作業直後、右は2ヶ月半後)

草原の再生活動として、小さめな崩壊(土砂が流出しているところ)を、ススキを使って修復している様子です。小さめなうちには、手作業でも充分土砂を留めることができます。

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荻岳での修復作業

2019年の夏の活動は、8月11日~12日を中心に活動します。
詳しいことはお問い合わせ下さい。
NPO法人 山の自然学クラブ[自然再生活動部会]

首都圏講座「新緑を歩く~養老渓谷&チバニアン~」

首都圏講座 「新緑を歩く~養老渓谷チバニアン~」

2019年5月18日・山の自然学現地講座

山の自然学クラブでは5月18日、市原での現地講座を実施しました。講座を企画して下さった傍島さんから、当日の報告を頂きました。
新緑と里地、川の流れと人の関わりをたっぷり実感する一日となりました!

手軽なハイキングで人気の養老渓谷には多くの方は、一度は訪れた経験があることでしょう。
今回は通常のハイキングでは見落としがちな養老渓谷の歴史と自然を学び、さらに話題のチバニアン露頭の見学も・・と欲張りました。

まずは、高台からウエンダイ(上の台)の川廻し地形を観察します。稲田のあるところが元の養老川、現在の養老川は観音橋(右奥の赤い橋)の下です。このあと観音橋に行き、現在の地形から川廻し前の地形を想像しました。

川廻し
養老川で川廻しが発達したのは地史的、地質的、当時の社会事情があったことを確認しました。

出口が二つあるとして人気のスポットになっている二階建てトンネルを通行しました。
カメラで撮ると神秘的な写真になります。

二階建トンネル
手前の共栄トンネルに、向こうの低い方から、もう一本のトンネル(向山トンネル)を繋げたことでこんな形が出来上がったそうです。交通の利便性を求めた素掘り工事が、時を経てから新たな名所になったわけですねぇ。

トンネルを出たところで崖からしみ出す温泉の源泉や、養老川に残る昔の橋の基礎(丸太)を見学しました。中瀬遊歩道に入り左に右に、大田代層や断層、弘文洞を観察しました。
弘文洞は江戸時代に川廻しの権利獲得をめぐって二つの村がトンネルの速堀競争の歴史があったこと。また上部が崩落してしまったとのことです。弘文洞の崖の右は乾燥し、左が湿っているのは何故か。参加者から地層が右下(北方向)に傾いているからとの正解が出ました。

弘文洞

梅ケ瀬層の露頭で、砂層勝ちの層と泥岩の互層や鍵層を観察しました。今日は幸い天気に恵まれましたので、露頭下の河原で昼食としました。誰からともなく化石探しが始まり、2枚貝の化石が何個か見つかりました。まだ固まり切っていないものもあり、「化石の定義は何?」との疑問も飛び出したりして、楽しいランチタイムとなりました。

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梅ケ瀬層露頭で昼食_二枚貝の化石も!

このあと養老渓谷駅の裏手で、黒川の川廻しを見学しました。川廻しがアダになって氾濫を招いたことから、トンネルを切通しにしたことなどの歴史を確認しました。

月崎駅からはチバニアンを目指し、ひたすら歩きます。今回は露頭見学を大きな目的にされてきた参加者が多かったように感じました。コンパスの針の動きから磁場逆転を探ろうとする熱心な方もいたりして・・。「念願のチバニアン見学がかなって満足」との声が幾人から聞かれました。

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チバニアン露頭見学

山の自然学クラブでは、自然の成り立ちを体験する行事を各地で行っています。活動や行事の詳細はホームページをご参照下さい。
今回の講座案内はこちら(山の自然学クラブホームページ)に掲載しています。

2019年初_大蔵喜福理事長メッセージ

2018年会報・はじめに わざわいと自然学

2019年初_大蔵喜福理事長メッセージ
山から始まる自然保護(当会年会報)18号 2019年5月27日発行より

大蔵喜福理事長 巻頭言

 2018年の漢字は『災』、第24回のこのイベントで2度選ばれた文字である。わが国は神代から自然災害多い国として世界でも有数。火山に始まり地震津波、豪雨、台風、地球温暖化でこの夏、気温40℃超えが次々と・・・近年の桁違いな猛暑は温暖化の長期化を予想させるが、いずれにせよ局地的豪雨や台風の襲来を誘発する海水温上昇、高温度を維持する高気圧がその要因である。恵みの雨ならずの暴雨は、山、沢の大規模土砂崩れ、河川堤防の決壊などの水害、ダム放水の人為的水害、傾斜地の崩壊・・・西日本一帯に多くの災害を起こした。さらに台風21号は長期広範囲に及ぶ甚大な被害を起こし、激甚災害に指定されるも、国や自治体の対策は後手に回っている。大阪や北海道の地震、新しく爆裂した活火山の数々、こんなにも災いがあったのだと再認識、というより私たちの住まう国は大変なところなんだと落胆に近い今更の感慨・・・・。
 その災いに勝つために、大自然の猛威に挑戦、コツコツと国造りに励み、歴史を刻んできた先人には悪いが、どこまで来ても、完全に勝つことはできないでいる。正確に言うと人の病苦と同じように目先の対処療法、困難や病魔にたとえうち勝ったとしても、次なる大辛苦が襲ってくる。大自然に戦いを挑むのも人としての使命、病人を救う医者と自然に挑む学者や技術者は、ヒトの快適と長生きの為に尽くしているといえるのだが、天の許しもなく勝手に、躰を切り刻み、自然を作り変えているにすぎないとも言えるのだ。
 わが先祖やアジアの多くの民族は、自然とヒトとはその一体の中にあって関係がどうとか、付き合い方がどうとかの考えは元々無い。大自然そのものが父であり母であり家族であり、動物・植物・昆虫・鳥・森林‥‥、命の糧や安全もその中にあった。わが国でいえば人類が移り住んで数万年、時代は石から土、縄文の世に数十万人が住まわっていても、自然災害での危険はほとんど回避していたであろう証拠はある。それは分母がいかに小さくても、財産や家が粗末なものであろうが、自然の営みの中でヒトが住んでよいところとダメなところを知っていたということだろう。
 時代は下って、ヒトが必要とした宗教の中に、仏教の四苦“生、老、病、死”、さらに愛別離、怨憎会、求不得、五陰盛会の四苦を重ねて四苦八苦。でも自然からの辛苦はない。あらゆる苦しみはすべてヒトとのかかわりだけ。
 私たち「山の自然学クラブ」は、自然を深く学び、ヒトの生きる糧、そして美しく大切な大自然を壊すことなく後世に遺し繋ぐ使命がある。さらに作り変えてしまった自然を再生・克復するも同義としての使命であろう。森造りや植林作業、保全の仕事は膨大な時間と労働力、ヒトの資産をあてに無限の戦いは続く。ヒトの都合と快適さだけを求めるヒトの責任といえる。

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3月初旬に噴火した新燃岳はレベル3、火口 周辺の2 km四方が入山禁止となっている。

 夏、戸隠山に登った時、戸隠地質化石博物館の田辺智隆館長にお話を聞いた。約2千万年前、戸隠周辺はフォッサ・マグナの陥没により海であった。戸隠山は500万年前の海底火山噴火で出来上がり、200万年前から隆起して約2,000 mの山になった。その生い立ちを、発見された貝類やダイカイギュウ(ジュゴンの先祖)、クジラなど多くの海洋生物の化石から解き明かした。大地は生きている「山は動く、武田信玄は嘘っぱちだ」という比喩と共にその面白い語り口に引き込まれた。溶岩(凝灰角礫岩)で形成された鋸状の険しい戸隠山は、その山容から伝説の舞台から信仰の対象になった一面も持つが、その大自然の多様な歴史に引き込まれた。千曲川の川底が山の稜線になったり、長野善光寺盆地がどう沈んだか、火山の噴火や地震で幾度も隆起、陥没を繰り返した。大地の変化をスローモーションで見たような思いだった。彼は、教育者で地質学者の保科百助(1867~1911)の名言“地質学はすべての学問の土台である”を座右の銘にしていると紹介してくれた。なるほど!と感嘆した・・・・・。
 翌日、田辺さんの案内で鬼女紅葉伝説の荒倉山あたりを散策した。その時、林道の展望地で飯縄山より飯綱高原、そして大頭山の丘陵地に広がる裾花集落を垣間見た。彼は「ヒトは住めるところを決めるにはまず湧き水、次に日当たりのよい農耕地です。災害が起きず安定して生きられるところをしっかり見極めて暮らしてきたのです。自然を学ぶことの大切さがわかるでしょう。」河川の堤防など全くなかった時代には、雨が降れば洪水は当たり前だったろう。ヒトの生活圏?を脅かす被害は今や甚大となる。家、道路、橋、電柱、線路、田畑……電気、水道などインフラ、ヒトが快適に住まうための文明が、ことごとく破壊される。元をただせば人為がそうさせている。誰だって豪雨で土砂崩れが来るとわかっている場所には棲まないだろうが、大自然を知らない。ヒトとの乖離がそうさせる。人智レベルでは大自然に勝つことはできない。ヒトは“水と電気だけあれば”と、住んではいけないところを住めるようにしているだけであると認識すべきである。

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戸隠岳一番の難所、蟻の塔渡り。 西側は150 mの絶壁。

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戸隠山は今でも隆起のスピードが速い。 1万年で10 m。

※人をヒトと表記した意味は自然界のなかでは動物と同じということ。

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山の自然学2019年カレンダーの製作報告

山の自然学2019年カレンダーの製作報告

3月5日までご注文を受け付けられます

2月24日に新宿のエコギャラリー新宿にて、山の自然学クラブの総会および講演会、展覧会を行いました。お越し下さったみなさま ありがとうございます。また、ご協力ありがとうございます。

会場にいらして下さった方にはご注文を頂く部数を伺えたのですが、いらしていない方でまた希望を受け付けられることになりましたので、こちらで告知して、3月5日中までご連絡をお待ちすることに致します。
会員諸氏の力作がならんでおります。ぜひお取り寄せ下さいますよう、ご案内を申し上げます。

日付入りのサンプル:2019年8月

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山の自然学 2019年カレンダーの8月

そのほかの月の入校サンプルはこちらです。

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2019年山の自然学カレンダー 表紙

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2019年山の自然学カレンダー 2019年4月

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2019年山の自然学カレンダー 2019年5月

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2019年山の自然学カレンダー 2019年6月

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2019年山の自然学カレンダー 2019年7月

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2019年山の自然学カレンダー 2019年9月

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2019年山の自然学カレンダー 2019年10月

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2019年山の自然学カレンダー 2019年11月

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2019年山の自然学カレンダー 2019年12月

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2019年山の自然学カレンダー 2020年1月

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2019年山の自然学カレンダー 2020年2月

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2019年山の自然学カレンダー 2020年3月

「山から始まる自然保護2019」のご案内

2019年2月24日 「山から始まる自然保護2019」ご案内

総会および講演会/写真展覧会を開催します

2019年の定時総会および講演会・カレンダー応募写真展覧会「山から始まる自然保護2019」を2019年2月24日に、エコギャラリー新宿(新宿中央公園内)にて開催いたします。
http://www.shizen.or.jp/schedule/2019/20190224meeting.html (ホームページのご案内)
会員かどうかには関わらず、どなたでも無料でご参加いただけますので、ぜひ会場にいらして下さい。

今回、2019年から山の自然学カレンダーを製作いたしました。会員のみなさんから応募のあった写真を一覧にして、展示室で展示会を開催いたします。
カレンダーに採用された写真はこちらですが、これ以外にもあわせて40点程度の写真を頂きましたので、それらをすべて展示いたします。みなさんで見合っていただき、来年以降の制作に向けて、また、講座などの企画についても話し合う機会・お時間にしていただけたらと思います。

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山の自然学カレンダー2019

4月始まりで恐縮なのですが、2月中にご注文を下さった方に、2019年のカレンダーを3月中旬にはお渡しできるように準備中です。ぜひお手にとって、ご覧頂きたいと思います。
(2月中にご注文を頂き、送料込みで1部500円のご寄附を頂いた方にお渡しします。)

2019年のカレンダー表紙は大蔵理事長からの涸沢カールの写真です。

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山の自然学カレンダー2019表紙・涸沢カール

終了後に近くの会場で懇親会を予定しています(会費4,000円)。こちらにもよろしければご一緒下さい。皆様とお目にかかり、お話しできるのを楽しみにしております。

2020年のカレンダー製作に向けて/大森会長より

2020年のカレンダー製作に向けて/大森会長より

写真家でもある、大森弘一郎会長より、会員のみなさんへのメッセージが届きました。
以下、ご紹介いたします。

今年もよろしくお願いします。
カレンダーに応募した方(とその他)に送ってくれませんか。

山の自然学クラブの写真の好きな皆様へ

良いお年をお迎えのことと存じます。
今年はクラブのカレンダーが出るようで楽しみにしております。
理事会で写真を拝見し、なかなかのレベルに驚きました。

そこで提案です、
来年のカレンダーを目指して、皆さんでもっと撮ることをやってみませんか。
普通の登山の時間に比べて、山の自然学の歩きは2倍ぐらいですが
4倍ぐらいかけて気ままに写し歩いて見たい
そんなことをやってみたいと思っています。

4月下旬に上高地 5月上旬に志賀高原、で足慣らしをして
皆さまそれぞれのフィールドで写して下さい。
木曽駒、富士山、などなど

関心のある方はメールで連絡をください。
 (事務局注:事務局へご連絡いただけましたら転送いたします)
一度お会いして、打ち合わせをしたいと思います。

美しくて、山の自然や自然保護の説明を考えた写真です。
私が昨年奥志賀で写した河骨(コウホネ)のある池の写真をお見せします。
これにどう説明を付けますか。

大森弘一郎

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年奥志賀で写した河骨(コウホネ)のある池の写真/大森