山の自然学クラブ 事務局ブログ

事務局へ寄せられた、会の活動報告や、会員のみなさまのご活躍を発信します。絵日記担当:中村が更新しています。

総会および記念講演会「山から始まる自然保護2024」

2024年3月16日 山の自然学クラブ定時総会

第23回(令和6年)通常総会を開催致しました。総会の開会前の時間に記念講演を企画しました。
今回は 大蔵理事長の紹介で登山家、海外登山コーディネーターの貫田宗男氏にお願いしました。貫田さまからは、若かりし日の二人の様子(写真)が紹介されるなどして;大蔵さんもいつもとは少し違い表情(笑)をみせていたのが印象的でした。

総会および記念講演会のご案内(ホームページ内)はこちら

記念講演会:貫田 宗男さん「人跡未踏の大秘境、圧倒的な脅威にいつもわくわく!」

2024年3月16日 講演会の様子
2024年3月16日 講演会の様子


貫田さんからは、世界中での楽しい、たいへんな、貴重な、体験をたくさん聞かせて頂きました。
ありがとうございます!!

2024年3月16日 講演中の貫田さん
2024年3月16日 講演中の貫田さん

ご参加頂いたみなさん「(貫田さんが関わったと)紹介されたのは見ている番組ばっかりだったなぁ」、など、終了後も様々に感想を言い合いながら 帰路につきました・・。


さて、今回の会場は国連大学の建物内、当会で青山の会場を利用させていただくのは少し久しぶりでした。
お天気もよく ぽかぽか陽気のこの日 相変わらずファーマーズマーケットは賑わっています。お買い物を楽しんだ会員の方も多かったのではないでしょうか。

2024年3月16日 会場付近の賑わい

山の自然学カレンダー2023 12月・隠岐・西ノ島の通天橋/鴨川の枕状溶岩

山の自然学カレンダー2023 12月・隠岐・西ノ島の通天橋/鴨川の枕状溶岩

山の自然学クラブでは毎年、会員からの応募作により「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2023年12月版は 門司和夫さんからの応募作「隠岐・西ノ島の通天橋」 と 吉岡勝則さんからの応募作「鴨川の枕状溶岩」が採用されています。

2023年12月/門司和夫・隠岐・西ノ島の通天橋 /吉岡勝則・鴨川の枕状溶岩
2023年12月/門司和夫・隠岐・西ノ島の通天橋 /吉岡勝則・鴨川の枕状溶岩
2023年12月/門司和夫・隠岐・西ノ島の通天橋 /吉岡勝則・鴨川の枕状溶岩
2023年12月 隠岐・西ノ島の通天橋/門司和夫

撮影:門司和夫
撮影場所・対象:隠岐の島・西ノ島の通天橋
撮影年月日:

添えられたテキスト:
最近、隠岐諸島世界ジオパークに認定された。島根半島の北40~80kmの日本海に点在する4つの有人島と多数の無人島によって構成されている。その中でも西ノ島の国賀海は約13kmにわたって200ないし250mの大規模な海蝕崖が発達する断崖絶壁である。通天橋は海食洞の奥行きの部分の大地が崩れ落ちて、アーチ状の架け橋となった部分である。

2023年12月 鴨川の枕状溶岩/吉岡勝則

撮影:吉岡勝則
撮影場所:千葉県鴨川市
撮影年月日:

添えられたテキスト:
千葉県立鴨川青少年自然の家の周辺の海岸には4000万年に太平洋の中央海嶺の海底火山から噴出した玄武岩質「枕状溶岩」が観察できる。房
総半島まで長い年月をかけてプレートに乗って移動してきたもので、房総半島の成り立ちを知る上で貴重な岩石である。近くの八岡海岸には斑糲岩、玄武岩、チャート、蛇紋岩などの岩石がゴロゴロしている。




山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 応募案内についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2024」 については、2023年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。

山の自然学2024年カレンダー 完成予定!

山の自然学2023年カレンダー完成のご報告

カレンダーのご注文 受付開始します!

山の自然学クラブでは、2019年から会員から内容・作品を募集してカレンダーを作成しています。
毎年、1月~12月のカレンダーを作成いたしております。
2024年カレンダーは11月中に完成(納品)の予定です。

・・ということで、みなさんからの注文を受付させていただきます!
ご注文頂いたカレンダーは、11月末頃に発送(郵便振替用紙を同封して郵送)/12月16日の会員発表会会場でのお渡し のどちらも可能です。(会員の方は会費などと一緒に送金していただくことでOKです)。
今回も 会員諸氏の力作がならんでおります。ぜひお取り寄せ下さいますよう、ご案内を申し上げます。

ご注文は、事務局まで メール等でお知らせ下さい。
どうぞよろしくお願い申し上げます!

2024年カレンダー 表紙・石井誠治さん撮影
2024年カレンダー 表紙・石井誠治さん撮影

山の自然学カレンダー2023 11月・11月初旬.南アルプス南部光岳より俯瞰する聖岳への稜線

山の自然学カレンダー2023 11月・11月初旬.南アルプス南部光岳より俯瞰する聖岳への稜線

山の自然学クラブでは毎年、会員からの応募作により「山の自然学カレンダー」を製作しています。会員から自然や自然保護に関する写真などを募集して、各自の研鑽に役立てていただく、また、活動のアピールをしていただく活動です。
2023年11月版は 大蔵喜福さんからの応募作「11月初旬.南アルプス南部光岳より俯瞰する聖岳への稜線」が採用されています。

2023年11月 11月初旬.南アルプス南部光岳より俯瞰する聖岳への稜線/大蔵喜福
2023年11月/大蔵喜福・11月初旬.南アルプス南部光岳より俯瞰する聖岳への稜線
2023年11月/大蔵喜福・11月初旬.南アルプス南部光岳より俯瞰する聖岳への稜線


撮影:大蔵喜福
撮影場所:南アルプス 光岳の稜線

添えられたテキスト:
南アルプスは100万年前から東西方向の強い圧縮により年4mmもの早さで隆起した非火山性の構造山地。世界でも速い隆起により100万年後にはヒマラヤ並みの高い山脈になる可能性があるとも。現在は深い森林に覆われた大自然が魅力で、特に聖岳~光岳周辺には植物等の保護地域が多くあり、光岳東南区域1115haは大井川源流部原生自然環境保全地域に指定されている。




山の自然学カレンダーにこれまで応募された作品について、および 応募案内についてはホームページをご参照下さい。

「山の自然学カレンダー2024」 については、2023年9月に作品の公募を行い、11月に作成する予定です。会員のみなさんは、ぜひ日頃気になった風景や景色、自然現象を記録していただき、すてきな作品を応募して下さるよう、お願いします!
製作したカレンダーは 一定以上のご寄附をいただいた方にお渡ししています。
詳しくは事務局へお尋ね下さい。

山の自然学現地講座・2023年秋・第二弾

現地講座:武蔵五日市/小泉武栄先生(2023年11月18日)

山の自然学現地講座・2023年秋!開催のご案内
武蔵五日市の地質の面白さを体感しよう!

山の自然学クラブでは 秋からの日帰り現地講座をいくつか企画、実施致します。
2023年10月22日(日)お茶の水~上野/石井誠治先生
11月18日 武蔵五日市/小泉武栄先生
12月17日 小石川植物園/多田多恵子先生

を開催します。10月22日は終了。ブログに簡単なご案内を掲載しましたので、
よろしければご覧下さい。
現地講座/秋の樹木・植物を観察しながら江戸情緒を感じよう! - 山の自然学クラブ 事務局ブログ

・・楽しい講座が続きます。ぜひご参加下さい!

2023年11月18日(土曜)は小泉武栄さんによる現地講座「武蔵五日市の地質の面白さを体感しよう!」を開催します。

ホームページ ご案内・お申し込みもこちらからお願いします
www.shizen.or.jp


(小泉先生からのご案内)秋川の周辺には、はっきりと断層を確認できるスポットがあります。特に刈寄川や逆沢川の断層露頭は四万十帯と秩父帯の衝突している様子がよく分かります。秘境感あふれる金剛の滝や紅葉で人気の広徳寺、気持ち良い秋川沿いにも見所がいろいろあります。
秋深まる1日、知的好奇心を満たして楽しく歩きましょう!

下見に行ったスタッフが何枚か写真を撮ってきてくださいました。

2023年11月18日 武蔵五日市講座ご案内
2023年11月18日 武蔵五日市講座ご案内

当日は先生がゆっくり解説しながらご案内くださいます。 楽しみですね。

2023年11月18日 武蔵五日市講座ご案内
2023年11月18日 武蔵五日市講座ご案内

現地講座/秋の樹木・植物を観察しながら江戸情緒を感じよう!

2023年10月22日・首都圏現地講座/石井誠治先生


10月22日は石井誠治さんのご案内による現地講座「お茶の水~上野:秋の樹木・植物を観察しながら江戸情緒を感じましょう」を実施しました。
文句のつけようのない秋晴れ!! 青空が高くきれいです、

2023/10/22現地講座・神田明神
2023年10月22日現地講座・神田明神

天高く、馬肥ゆる秋。神田明神の「明(あかり)」号も毛艶よく!お元気そうでした。あいかわらずかわいい;

さて、今回の現地講座は 本郷台の台地の縁を歩きながら、太田道灌の時代からの江戸城を感じながら、観察をしていく、という趣向です。
聖橋のたもとには、太田姫稲荷神社(一口稲荷神社,いもあらいいなり)の元宮があります。もともとはこの 駿河台淡路坂にありました。きょうご参加の皆さんは、湯島聖堂とは神田川を挟み向かい側に位置していることがよくわかったと思います。大正期に総武線が通るときに工事のため駿河台に移転しています。

20231022_新旧_太田姫稲荷神
20231022_新旧_太田姫稲荷神

移転後の 太田姫稲荷神社の近くの道は「駿河台道灌道」と名付けられていて、駿河台の名を冠した「駿河台匂さくら」というサクラが街路樹として植栽されています。

幕府の学問所であった湯島聖堂で大切にされているのは 孔子の霊廟に植えられている「カイノキ・楷の木」です。種子を中国から持ち帰って、大切に増やして植栽されたそうです。

20231022_湯島聖堂のかいのき
20231022_湯島聖堂のかいのき

歴史を感じられる風情をあちこちに感じながら 歩いて行きました。急な坂の多い地形もよくわかります。
湯島天神では菊の祭典がひらかれるようで、準備が進められていました。

20231022_湯島天神_菊の鉢
20231022_湯島天神_菊の鉢

その後、上野公園方面へ、岩崎邸をとおって不忍池へ。
水観音堂で「月の松」を見学しました。月の松は以前は池の畔にあったそうですが 舞台にみたてたお堂の近くへ 10年ほど前に植栽され直されたそうです。

20231022_寛永寺の月の松
20231022_寛永寺の月の松

フィナーレには、ちょうどお花がきれいに咲いているジュウガツザクラを観察しました。

上野公園のジュウガツザクラ(2023年10月22日)
上野公園のジュウガツザクラ(2023年10月22日)

ジュウガツ(10月・秋)にも咲くためこのように名がつけられていますが、実際には厳冬期以外は秋から春まで断続的に咲き続け、実は春季に最も多くの花をつけるそうです。この時期はハイライトを浴びますが、春になると他のサクラに埋もれて目立たなくなってしまう... なんだか人間社会を彷彿とさせるようです(??)

さてさて、この日もあっという間に 時間がたってしまいました!
西郷さんの銅像の前で無事に解散、となりましたが アメリデイゴの木にあるトゲなどを観察しながら、名残惜しく思いつつ; お散歩を続ける方、お帰りになる方といろいろのようでした。

観光客の方も多く、道も歩きにくいところなどもあったとは存じますが、みなさまの協力のおかげで、今回も楽しい現地講座となりました。
ご案内くださった石井誠治さん、スタッフの皆さん、ご参加のみなさま ありがとうございます。

山の自然学現地講座・2023年秋!

現地講座:お茶の水~上野/石井誠治先生(2023年10月22日)

山の自然学現地講座・2023年秋!開催のご案内
秋の樹木・植物を観察しながら江戸情緒を感じよう!

山の自然学クラブでは 秋からの日帰り現地講座をいくつか企画、実施致します。
2023年10月22日(日)お茶の水~上野/石井誠治先生
11月18日 武蔵五日市/小泉武栄先生
12月17日 小石川植物園/多田多恵子先生

を予定しています。今年も楽しい講座となりそうです。ぜひご参加下さい!

10月22日は石井さんによる現地講座を開催します。身近に生えている樹木は、どのような生き方・暮らし方をしているでしょう。大切な存在である樹木と私たちの暮らしとの関係について 五感を使いながら歩き、観察し、考えてみましょう。今回は江戸情緒の残るお茶の水~上野を散策し、江戸の歴史に思いを馳せつつ、樹木や植物を観察します。

お茶の水周辺・駿河台の地形や歴史など 江戸の風情を残した場所を見学しながら 樹木・植物を観察します。
聖橋を渡って ~ 湯島聖堂 神田明神 ~湯島天神 ~不忍池 弁天堂 月の松 ・・と、いくつかのスポットを巡りながら観察ハイキングを予定しています。

写真は2022年11月の現地講座(水元公園で開催)の様子です。

2022年11月現地講座・水元公園 石井誠治さん
2022年11月現地講座・水元公園 石井誠治さん

石井さんの講義は足下のはっぱ一枚から、空に浮かぶ雲ひとかけらから、今日吹いているそよ風から ・・どこからどんなお話が聞かれるか、楽しみです。

2022年11月現地講座・水元公園 石井誠治さん
2022年11月現地講座・水元公園 石井誠治さん